再び廃墟になったヒロシマ

再び廃墟になったヒロシマ

年の瀬ですね。今年は特別な思いを抱えながら大晦日を迎えた方も多いのではないでしょうか。
この2011年を振り返るとき,僕には忘れられない1枚の写真があります。

11月に訪れた森美術館『メタボリズムの未来都市展』・・・1960年代の日本で展開された建築運動「メタボリズム」,それは生物学用語で「新陳代謝」の意味。環境にすばやく適応する生き物のように次々と姿を変えながら増殖していく建築や都市のイメージ。東京湾を横断して伸びていく海上都市,高く延びるビル群を車が走る空中回廊でつないだ都市などなど,発想は壮大。
同展覧会は2012年1月15日まで開催中です。その全貌はまたゆっくり記すことにします。

会場へ入ってまず向き合うのは丹下健三の「広島ピースセンター」,そのあとすぐ目に飛びこんできた巨大な横長のパネル。タイトルは「再び廃墟になったヒロシマ」1968年のミラノ・トリエンナーレへ出展された磯崎新氏の作品。
「都市は災害や戦争によって壊滅と生成を繰り返す。壮大な未来都市もいつかは廃墟になる」・・・


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