旅先で久しぶりに会った某ゼネコン勤務の友達と建築の展覧会を見に行って,そのあと珈琲を飲みながら古今東西の「コンペ」=「設計競技」の話になりました。実現しなかった幻の「低層」都庁舎案や,これから現実に建つザハ・ハディドの新国立競技場などなど。
最近の話題として特に興味深かった「若いアイディアを現実世界へ竣工させる」コンペを紹介します。
「LIXIL住生活財団」が2011年から毎年開催している『LIXIL国際大学建築コンペ』。
このコンペティションが凄いのは,国内外の大学研究室から提案を募り,最優秀作品に場所を提供して「実際に建ててしまう」ところ。
第4回目にあたる2014年のテーマは,北海道大樹町を舞台とする「プロダクティブ・ガーデン」つまり「食と農と建築の融合」。世界9カ国12校の参加大学から最優秀案に選ばれたのは,カリフォルニア大学バークレー校の『NEST WE GROW』。育てる~収穫~貯蔵~調理~食べる~堆肥という食物のライフサイクルが,ひとつの建物で表現されています。
2014年4月に最優秀案に決定,5月から隈研吾建築都市設計事務所の協力のもと実施設計を行い,11月22日に竣工式を迎えました。
「NEST WE GROW」=「育ちの巣」「隠れ家」というネーミングにもココロくすぐられます。
個人的には,村上春樹『国境の南、太陽の西』に出てくるジャズ・バー「ロビンズ・ネスト」を併設してほしい・・・
そして2015年。第5回コンペは「厳しい寒さを楽しむ家」をテーマに現在進行中。こちらも興味をそそられますね~









