Q「いわゆる切って貼ってのレコーディングがほとんどの中,一発録りの理由は?」和佐野「basis recordからCD出そうって決めたときから一発でやろうって。やってます」清水「でも,ジャズやったら普通のこと。録り直すのもそれはそれで難しいですよ。いびつになると思うし,多分一発録りの方が早いんちゃいますか?あかんときはめっちゃ時間がかかるけど(笑)」立岩「一発録りは結構いてると思うんですよ。ただ,無修正はわかんないですね。うちらみたいに,無修正で10枚出してるのは,あんまりおらへんのちゃうかな。なかなか根性あるんちゃうかなって思います。難しいのは4人のピークを合わせることやけど」和佐野「ほんまの1回でできたのとかもありますよね」立岩「あるある。もうベテランですよね,一発録り10年やってたら。もう今のこの4人やったら一発録りの方が早いでしょうね」
結成10年目,10枚目のオリジナル・フルアルバム。夏にレコーディング,冬にリリース,年明け全国ツアーというスケジュールを,メンバーチェンジも一度も行わず10年間続けてきた,彼ら4人にしか出すことができない,力強いバンドサウンド。本作品も,約2ヶ月間にわたり,ほぼ毎日セッション,リハーサルを繰り返しつくられ,レコーディングは全曲一発録音,ダビングや修正を一切行わず,彼らのリアルな姿が10曲収録された記念すべき10th album “indigo jam unit”。
indigo jam unit “indigo jam unit”
(2014.12.10)
01. 10 (Ten)
10秒間のカウントダウン。緊張が高まり,興奮している状況。
02. Horizon
地平線から太陽がのぼる,夜明け,始まりをイメージ。
03. Steps
階段のぼったり下りたりするようなピアノのフレーズ。
04. Move
悲しく,つらいことがあっても,前に進まないといけない。”Move On”。
05. Gladiator
古代ローマ,コロシアムのなかで生死をかけて戦っている剣闘士。
06. Detective
くわえ煙草でハットをかぶり,聞き込み調査をしている探偵をイメージ。
07. Raindance
乾燥したアフリカの大地で、原住民族が大勢で雨乞いの踊りをしている。
8. Synchronic
時計の短針と長針がシンクロしてるように,ドラム2人が違うリズムを演奏。
09. Moments
夏の終わりのある一日,その瞬間を思い出している。
10. Light
最後に希望の光がみえる。
HONDA × indigo jam unit