Q「10年目で一区切りですが,11年目のステップとして,個人的なことでもバンドとしてでもやってみたいことはありますか?」清水「さらに深みを。毎年同じことですけどね。深さを掘る」和佐野「一発録りをずっとやっているので,少々のことでは崩れないとは思うんですけど。誰かが多少ミスをしようが,土台にあるものが強くなってると思うので,その上でもっと強さと広がりがあるアンサンブルが作れたらええなって思います」樽栄「今まで通りを続けるって感じですかね。演奏するときに,どっちかに振り切ってしまいたい。後悔したくないなって」笹井「僕も意識して意気込むと空振りすることが多いんですよね。緊張しない状態を作って,良い意味で自分を裏切るじゃないけど,そういう形にしたい。シミ―とかね,いつも力抜けて,爆発力もあってうらやましいですね」立岩「この前の一年より全部クオリティをあげたいっていうのが毎年の課題なんで。それしかないよな(笑)。僕はお客さんとの間に立つから,ライブの音をもうちょっとええ音で出せるようにするとか。『よし,がんばった!』って一瞬思うんですけど,後で考えたらもっとかんばれたって思う。もうちょい伝えなあかんなって。10年で好きなことやって,聴いてもらえる人がいたらありがたいと思ってたけど,それをもうちょい増やしていきたい」
indigo jam unit “Lights”
(2015.12.09)
01. commons&sense
「常識って?」をテーマに発行されているファッション誌のタイトル。コードは決めずにおこなったエネルギーあふれるセッション。
02. Dawn
日の出前を意味するDawn。新しい世界の幕開け,がテーマ。徐々に活動をはじめる都会の夜明けをイメージしています。
03. Looper
図太く少しトリッキーベースフレーズと,ちょっと間抜けなベルが耳に残る曲。テーマは”Looper”(しゃくとり虫)です。
04. Nomad
広大な大地でたくさんの羊とともに大移動している遊牧民をイメージ。力強さと雄大さを表現しています。
05. Stomp
思わず足が動く,スピード感あるストレートなファンク。ウッドベースらしからぬフレーズと,後半のスネア連打にご注目!
06. Underground
ヘヴィーなコントラバス&ジャズドラム,その上に繊細なピアノのフレーズ,最後にロックドラムがはいるツインドラム曲。暗く湿度の高い地下室をイメージ。
07. Descarga
パーカッションのフレーズをテーマにジャムセッション。べース,ピアノはラテンな演奏,ドラムはビートを刻む個性的なグルーヴです。
08. End of Fall
秋の終わり。やがて訪れる厳しい冬への準備をしている渡り鳥をイメージ。クラシカルなピアノのフレーズ,少しずつ風景がかわっていきます。
09. Café Habana
ハバナの賑やかなカフェでのとある一日がテーマ。情熱的なピアノで始まるラテンセッション。
10. Memories
遠い記憶が少しずつ鮮明になって様子を表しています。切なくも美しいピアノが印象的なワルツ。