ジャズしか聴かない奴にジャズは演れない
この夏に生で聴いた音。
■DJ KRUSH
個人的に思い入れの深い「KEMURI」を聴きたくなってGO。この曲に感化されて生まれたユニットもあるぐらい。
2時過ぎにフロアへ入った瞬間,キャップが飛びそうな風圧と重低音で迫ってきたのがその「KEMURI」!
まるで魔術のように繰り出されるスモーキーなHip Hopを堪能。
■井上陽水
デビュー40周年ツアーのファイナルステージへ。
親父の退院祝いと誕生日プレゼントを兼ねて,珍しくふたりでジャケットなんて羽織って出かけた。
曲の構成にMC,バンドとの掛け合い,照明やVJなど舞台装置,その全てが最高。これぞエンターテインメント。
孤独な青春を呟くデビュー当初からどんどん成熟して男と女の機微を歌うオトナへ変化していく様が,2時間半のステージにたっぷりと詰まっていた。
忌野清志郎の想い出を綴った弾き語りには涙。
「あなたライオン わたしはあなたを愛してとまどうペリカン」の歌詞は,うちの親父とお袋みたいだなぁと思った。
アンコールのPUFFYでは親父もタテノリで踊っていた。
■サリナ・ジョーンズ
この夏行った唯一の野外フェス,宮崎フェニックス・ジャム・ナイト。
身体すべてというか人生すべてから絞り出すような歌声に痺れます。
彼女の唄うマイケル・フランクス「Antonio’s Song」大好き。
Salena Jones / Antonio’s Song
■渋谷毅オーケストラ
渋谷毅(Piano,Key) 古澤良二郎&外山明(Drums) 上村勝正(Bass)
石渡明廣(Guitar) 林栄一(A.Sax) 峰厚介(T.Sax) 津上研太(A.Sax)
松風鉱一(B.Sax,Flute,etc) 松本治(Trombone)
メンバー全員が日本ジャズ界の巨匠!
レジェンド峰厚介(T.Sax)を含めた至高のフロント5管に怒濤のツインドラム。
数十年ぶりの皆既日食に勝るとも劣らない奇跡のステージ。悶絶。
■TOKU&小沼ようすけ デュオ
中性的で飄々としたTOKUのフリューゲルス・ホーン&ボーカルと,潮の香りを漂わせた「太陽がいっぱい」な小沼ようすけのギター。
予定調和は一切無し。オトナの男達によるゆったりとした風格のステージング。
次の曲なんて決まってたっけ?という風情でMCがどんどん脱線していくのが楽しい。
マイケル・フランクス,トゥーツ・シールマンス,ホアキン・ロドリーゴなどふたりの好きなアーチストの話題が次々に湧き出てくる。
BOWIE「わがままジュリエット」のカバーまで飛び出してびっくり。TOKUのボーカルは不思議な浮遊感。
「ジャズしか聴かない奴にジャズは演れない」というクインシー・ジョーンズの言葉を思い出した。
先日の東京遠征。
■JD’s
DJ Niche氏が新しく立ち上げたイベントjus*@渋谷JZ Bratへちょっと寄り道。
JiLL-Decoy associationから派生したインスト・セッションバンド,JD’s。
ギター,ドラムへ新たにオルガンが加わり,ただ者ではない超絶テク。
’70sアメリカ南部のインスト・バンド,Spirit of Atlantaを彷彿とさせる音。
Spirit of Atlanta / Messin’ Around
■吉澤はじめトリオ
吉澤はじめ(Piano) 荒巻茂生(Bass) 和丸(Drums)
1年ぶりにアルフィーで聴くはじめさんのピアノ。
臨場感溢れるライブ写真はHideoさん撮影。ありがとう。
叙情と情熱とインプロビゼーション炸裂の新曲を聴くことが出来ました。
ステージの合間には2年連続でやった年末九州ツアーの話で盛り上がる。
荒巻さんは過去の九州ツアーで寄った飲み屋さんをばっちり憶えている。僕より詳しいかも。
日野皓正クインテットのレギュラーメンバーである和丸くんはまだ十代。恐るべし。
はじめさんも新鮮な閃きを与えてくれる,と語っていました。
それにしても和丸くんはDJ MITSU THE BEATSによく似ている。
アルフィーで飲むお酒はいつも本当に美味しい。シンプルだからこそ味が際立つジントニックとマッカランのロックがお薦め。
このライブの2日前にはトランペッター五十嵐一生氏がステージ上で体調を崩し,なんとそのまま緊急入院→手術。
国立FUKUSUKEで「IGARASHI AID」なるライブが行われたちょうど昨日,元気に退院されたそうです。早い快復を祈ってます!



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