2月の漂流。
映画~ライブ~展覧会などなど・・・
写真でさくっと振り返ります。

淀川長治生誕100年特別企画@シネマート六本木。
実は坂の多い六本木。歩道の階段を登っていく道のりが好き。


’98年に亡くなった映画評論家,淀川長治氏の生誕100年にちなみ,生前の講演会の映像をスクリーンで上映するという企画。
ロンドンでの講演,早稲田大学での講演どちらも素晴らしかった。
「映画を頭で見たら,つまらないね。もっと感覚的に見てほしい」

講演で淀川氏が取り上げた映画を同時上映するという憎い演出!
テオ・アンゲロプロス『霧の中の風景』

長回しを多用し台詞が極端に少ないアンゲロプロス監督。難解なイメージだったけれど,この映画にはすんなり入り込むことができた。
幼い姉弟がまだ見ぬ父に会うためアテネからドイツへ向かうロード・ムービー。子どもだからドイツがどれだけ遠いのかも分からない。そしてそもそも追い求める父親は存在しない・・・
淀川さんいわく「このふたりが辿る道が私たちの人生ですね」
突然降り注ぐ雪,海辺のダンスシーンがはっと息を呑むほど美しい。

どこの街でも映画館を出るとシアトル系カフェより「喫茶店」へ寄りたくなります。誰かと一緒なら映画の感想をじっくり語り合いたいところ。

ホテルまで歩く。道すがら素敵な本屋と雑貨屋。

淀川さんが晩年「住んで」いたホテル。

夜も更けて恵比寿bERGAMOへ。

食事もワインもきりりと美味しい。
金曜夜は松浦俊夫氏のラウンジーなDJ。発売前のルパンリミックスも聴けた。
DJ後は珈琲を飲みながら青山BLUEの昔話とYELLOW跡ELEVENについて。

翌朝。陽射しは暖かいけれど風の強い日。
再び歩いてシネマート。淀川特集2週目。
午後から東京国立近代美術館。
躯体を宙に浮かせたピロティが美しい建物。


松浦氏が紹介していた「ウィリアム・ケントリッジ展」
手描きアニメーションはその動きに目を奪われがちだけど,とにかく素描が力強い。南アフリカの歴史をモチーフにした作品がずしりと胸の奥に突き刺さる。
ひとつの展示室に20ものプロジェクターがある仕掛けは壮観。

久しぶりに会う友達と晩ご飯。
西麻布SUPER DELUXEへ。
INO hidefumi LIVE SET INOCOLOGY TOUR 初日。


RHODES PIANOとMOOGをはじめ機材の山。
トリオ編成なのにツインドラム!?
全国ツアーの真っ最中なので多くは語りませんが・・・
まるでYMOとディープパープルのステージを同時に味わったような,そして「2001年宇宙の旅」「未知との遭遇」まで一緒に観たような,そんな感覚でした。
この1ヶ月でさらにリハを重ね,出来たてほやほやの新曲も・・・
3/27が楽しみです。

翌日は朝からレコード屋巡り。
探していた盤と半額叩き売りコーナーでご対面(笑)など収穫多数。
渋谷からのんびり歩いてワタリウム美術館。
「ジョン・ルーリー展」
これは旅の途中,友人の日記で知った情報。ありがとう!


ワタリウム美術館は和多利さんが運営する私設美術館。
スイスのマリオ・ボッタが設計した建物はコンパクトだけどシャープな存在感をもって街の風景に馴染んでいます。
ジョン・ルーリーはジャズサックス奏者でありつつ,ジム・ジャームッシュ「ストレンジャー・ザン・パラダイス」「ダウン・バイ・ロー」出演でも有名。
2階~4階にかけて展示された作品は全てにジョンのコメントというか格言?が添えられ,小品ながらもぴりりと輝きを放っています。
展覧会は5月半ばまで開催中。半券で何度でも入場できるので,また是非寄ってみたい。


ワタリウム美術館1階~地階にはアート系のショップ,書店それにカフェも併設されてます。
建築家オスカー・ニーマイヤーの本はありますか?と尋ねてバイヤーさんから薦められたのがこのブラジル本。

おまけ。
じゃん ぽーる えばーん。美味!