神宮前のワタリウム美術館は渡多利さんが運営する私設美術館。
オーナーこだわりの展覧企画はどれも会期を長めに設定してあり,チケットはパスポート制で何度でも入場可能のため,ゆったりじっくり楽しむことができます。
美術館1階~地階に併設されたカフェと書店の落ち着いた雰囲気も大好きです。
銀座線の外苑前駅から外へ出るとカレーショップの芳しい香りが漂ってくるので個人的にはワタリウムと聞くと条件反射的にカレーが食べたくなります。パブロフの犬状態・・・

先日のblogに書いたジョン・ルーリー展も記憶に新しいところですが,現在は建築家藤本壮介の展覧会を開催中です。
藤本氏Woksの展示はもちろんのこと,定期的に行われるレクチャーとトークセッションも非常に興味深い。
伊東豊雄氏「フラクタル トーキョ-」!磯崎新氏「東京計画1961」!
『動物化するポストモダン』東浩紀氏と藤本氏の対談も。
あのコンパクトな空間でどんな話が繰り広げられるのか興味津々です。
遅めの夏休みに訪れたいと思います。

藤本壮介展
山のような建築 雲のような建築 森のような建築
建築と東京の未来を考える2010

会 場 ワタリウム美術館
会 期 2010年8月14日(土) - 11月28日(日) (月曜日休館 9/20,10/11は開館)
     11時より19時まで(水曜日は21時まで)     
入場料 大人1,000円 / 学生800円(25歳以下) / ペア券1,600円(学生1,200円)
     ※期間中何度も使えるパスポート制

今,建築は次のステージに行こうとしています。
これまでは住宅や商業/公共施設といった実用性や機能性を第一にした建物造りが全てでした。しかし近年,建築家とりわけ若き日本の建築家たちはそれぞれの未来を夢見て,新しいスペースや環境の提案を始めています。
この展覧会は,現在最も注目を集める建築家藤本壮介を軸に,「建築と東京の未来」というテーマについて多くの方々を交え一緒に考えていこうというものです。

【展示内容】
2階の吹き抜けのある展示室には1/1 スケールの建築空間を製作します。透明素材によって作られた,床,壁,天井が一体のこの構造体は、内部と外部の距離が常に変化し,境界のない,空気のような層をもつ不思議な建築。来館者は空間の中を歩きまわり,時間を過ごすことで,この建築コンセプトを実際に体験することになります。本展で初めて発表する建築空間モデルです。
3階は事務所設立以前から現在までに至る藤本壮介のコンセプトドローイング,模型,建築作品写真等を展示します。それらを「山のような建築 ,雲のような建築,森のような建築」と再定義することで,新しい建築の考え方やあり方を提示します。
また4階では展示室一体に1/150スケールの都市模型を展示し,その中に藤本壮介が考える未来の東京の姿を「建築と東京の未来を考える2010」として提案します。これに伴い,展覧会来館者に東京の未来像を提案してもらうワークショップを実施。同時にレクチャーやトークセッションを開催し,建築家の伊東豊雄氏,藤森照信氏,塚本由晴氏,妹島和世氏ら,また建築以外の分野で活躍中のクリエーターも多数迎え,今後の東京の都市像について議論を深めます。

【レクチャー】 
・9月24 日(金)
 藤森照信(建築史家/建築家) 「予想ははずれる。予兆あるのみ。」
・9月29 日(水)
 塚本由晴(建築家) 「Void Metabolism」
・10月7 日(木)
 伊東豊雄(建築家) 「フラクタル トーキョ-」
・10月31 月(日) 16:00-18:00
 妹島和世(建築家)+藤本壮介 「ヴェネチア・ビエンナーレについて」
・日程未定
 磯崎新(建築家) 「東京計画1961」

【トークセッション】
・9月30 日(木)
 片山正通(インテリアデザイナー)+藤本壮介 「建築とインテリアデザイン」
・10月5 日(火)
 東浩紀(批評家)+藤本壮介
・10月29日(金)
 中村勇吾(ウェブデザイナー)+藤本壮介