先日の東京滞在中,品川で働いている学生時代の同級生が出勤途中にホテルへ遊びに来た。
月曜の朝6時(笑)。朝ごはんを食べながらお互いの近況報告など。
某ゼネコン勤務の彼はいろんな現場の話をいつも熱く語ってくれる。

前回は2年越しで表参道ヒルズを地下6Fまで掘り進む苦労話。
今回は東京スカイツリー(新東京タワー)の基礎コンクリートについて。
「屋根のないところで働きたい」が口癖なのに,メトロ?な現場ばかり渡り歩いている。
次に会うときは中東ドバイあたりで地下鉄とか掘ってるような気がする。

それから政権交代で話題沸騰中の八ツ場(やんば)ダム建設中止について。
賛成?反対?はひとまずおいといて,あまり知られていないけどダム周辺の橋梁は工法やデザインが凄いんだぜ,という話に。

JR第二吾妻川橋梁

鋼・コンクリート複合エクストラドーズド橋とか,国内最長スパンのPRC斜版橋とか。
デザインを達成するために工法や材料を開発するなんてロマンだぜ~とパンケーキを頬ばりながら熱弁。

そんな彼に教えてもらったのが,今年春に行われた広島市の「平和大橋歩道橋デザイン提案競技」
歩道橋だから大規模なものではないけれど,橋梁分野における国際コンペは日本国内で初の試みだとか。
ドイツ,スイス,スペイン,デンマーク,シンガポールなど世界各国から多数の応募が。
彫刻家イサム・ノグチが高欄をデザインした平和大橋に隣接する歩道橋だけに,応募案はどれも趣向を凝らしています。
最終的に最優秀案は日本の設計コンサルタントが獲得。
次点案はデンマーク。個人的にはこちらの方がスレンダーで好きかも。

平和大橋歩道橋

平和大橋歩道橋

平和大橋歩道橋

興味のある方は広島市のサイトをご覧ください。

偶然にも同コンペで最優秀賞を獲得した設計コンサルタントさんと共に進めている仕事がある。いろいろと教えてもらおう。
公共空間は建築と較べてもより人に近い存在だから使いやすくてムダのないものが求められるけれど,画一的でなくもっともっとデザインに気を配るべきですよね。
お洒落さんが自らのファッションやインテリア,クルマのデザインにこだわるように。装飾は一切ないけれど機能的でカッコイイ腕時計を選ぶように。
そんな公共デザインが,ローカルなところから少しずつでも拡がっていけば嬉しいです。

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