中島敦と中原中也
- 2005年 10月 20日
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中が多いタイトル(笑)・・・シンメトリック。
先日の朝日新聞に,2日間にわたって村上春樹氏のインタビューが掲載されていました。読まれた方も多いと思います。
僕も大いに興味をもって読み,その記事を切り抜いてスクラップしておきました。
ふと見返してみると,同じ文化面の隣りの欄に中島敦と中原中也の記事が。
ふたりの名前を目にして,僕の心は一気にタイムスリップ。
中島敦は現国教科書の定番。はじめは漢語調で取っつきにくいと感じたけれど,「山月記」「名人伝」を斬新に読み解く教師の深い洞察に思いっきり感銘を受けました。
中原中也はフランス文学に耽溺していた姉貴の影響が大きい。可愛い挿絵のついた小さな絵本が姉貴の本棚にあって,小さい頃一番好きだった。
今考えると「汚れちまった悲しみに」はまるでヌーベルバーグの脚本のようだし,「ゆあーん ゆよーん ゆやゆよん」の響きはフェリーニのサーカス映画のBGMみたいだ(もちろん,中也の時代が先である)。
書店や図書館や友人との会話では,こんなハルキ→中也のような「偶発的」な出逢いがたくさんあったように思う。
今はWEB上で一発検索,主目的へ一直線に辿り着くしディープな情報も得られるけれど,その一方で寄り道とか横への拡がりが限られるようで哀しい気もする。
偶然は必然なのかもしれない。
偶発的な出逢いをもっともっと大切にしたいと痛感。


